車日記(19) 〜 パワー鑑定 〜

(98年12月26日)


(※) 当日の写真は後日載せます...
我輩の忠犬が年末年始を海外スキーで過ごすというので,本日は成田空港まで見送りに行って来た. なんのことはない. いわゆるアッシー君というのをやってきたわけである.

まぁ,そんなことはどうでもよい. 誰が言い出したのかは知らないが,車の寿命を表すものとして「10年10万km」という標語(?)はあまりにも有名である. 我が愛車「エアーフォースワン」は新車で購入してからまだ1年半強しか経っていないので年月的にはまだまだ若いのであるが,総走行距離は既に42,000kmに達しようとしている. つまり,走行距離という観点から前述の標語を読むと,もうすぐに人生ならぬ車生の折り返し点に差しかかろうとしているらしい. 人間の年齢に換算すると,42歳ということになるのだろうか..(ちなみに,私は100歳まで生きるつもりである.) そんなことを考えていると,はてさて,人間で言えば現在中年(熟年?)とも言える我がエアーフォースワンの体力は実際にどの程度あるのだろうかという純粋な興味が湧いてくるのである.

成田の帰り道と言えば首都高湾岸線である. 首都高湾岸線と言えばスーパーオートバックス東雲店である. スーパーオートバックス東雲店と言えば,シャーシダイナモである. というわけで,我がエアーフォースワンの体力測定をしてきたのである.
# 全然関係ないけど,「東雲」の読み方って「とううん」だとずっと思っていた.

さてさて,それではチェックの前に,我がエアーフォースワンのことを紹介しておこう.

「エアーフォースワン 〜 世界一安全な車 (ドライバーはともかく...)〜」

整備状況は,3,000〜4,000km毎のオイル交換や,もうちょっと長い間隔でのミッションオイル交換,デフオイル交換,エアーフィルター交換といったWRXオーナとしてごく一般的な(?)ものである. ちなみに,点火プラグ,タイヤ,クラッチ等は購入時の物を今でもそのまま使用しており,特にパワー測定に関して影響しそうなパーツで今までに交換した物はない(と思う). 注目したいのは,こうしたごくごく一般的な(?)メンテナンス状況にある「ど」ノーマル状態の我が車に果してどれだけのパワーが秘められているかという点である. 40,000kmを超えている現在さすがにタイヤは若干滑べり気味であるので,この点は今回の測定にかなり不利と思われるが,まぁこの際細かいことを気にするのはよそう. そもそも,こうしたシャーシダイナモでの測定値はあくまでも相対的なものなので,本来ならば,同じ条件で(つまり同じ日時に)行われた他の車の測定結果と比較しながら,議論すべきことなのだろうし...
# 慣らし運転直後のほぼ新車状態の時のパワーチェックもしておけばよかったと思う今日この頃..

店内のスポーツコーナにてパワーチェックの申込みをし,準備が整うまで店内をブラブラする. ちなみにパワーチェックのお値段は5,000円. いよいよ,パワーチェックの準備が整い,裏のシャーシダイナモのあるピットに車を持って行くと,なんと5〜6人ほどのギャラリーが待ち受けていた. ちょっと前に店内で流れた「Imprezaでパワーチェックをお待ちの佐々木さまぁ,準備の方が整いましたので,お車をシャシ台ピットまでお持ち下さい.」というアナウンスを聞きつけて集まったようである. こっ恥ずかしい限りである. パワーチェックの待ち合い室では彼らから「何かいじってるんですか?」と声をかけられる. 彼は180SXをそれなりにいじっていて,以前にほかの場所でパワー測定を行なったときには330psほどをマークしたと言う. もちろん私は「全くのどノーマル車なのであまり期待しないで下さい」と彼らに答えた.(だって,目がギンギンに輝いているんですものぉ...そんなに見つめないで.) しかし,スーパーオートバックスのお兄さんが準備を進めている間にも,彼らは仲間うちで,「この前フロントパイプを交換したから,またパワーもアップしているだろう.お前もやってみろよ.」だの,「多分350psくらいにはなっているんじゃないかなぁ.」だのと盛り上がっており,秘かに私に奇妙なプレッシャーを与え続けている. 挙げ句の果てには「さぁて,どれだけすごい値が出るのか,楽しみだなぁ..早く始めないかなぁ..」などと目を光らせている. う〜ん...だから,うちの車は何もいじってないと言っているのに... パワーの測定結果が出た後にその彼が優越感に浸りながらその場を去るシーンが早くも想像できてしまい,なんとも悔しい気分になってきた. 私は彼に向かって「180SXをノーマル状態でパワー測定したことってあります?」という質問を浴びせて,一応牽制しておいた.う〜む,私も大人だ...
# くそぉ,俺もなんか改造してから来りゃ良かった...

パワーチェック時の写真等はまた後日掲載するとして, さしあたって結果だけを紹介しておこう. ずばり結果は,

253.3ps/6680rpm, 32.3kgm/4640rpm

である. ちなみに,我が車(GC8D)のカタログスペックは,280ps/6500rpm, 33.5kg-m/4000rpm である. このカタログスペックというものは諸々の条件が最適に近いコンディション下で叩き出される値であるため,実際の測定値がその 10% 落ち程度であれば調子はまぁ上々..というようなことをよく聞くので,今回の測定結果もまぁ妥当なものと言えるだろう.
# STiバージョンだと,こういう場合でもしっかり280psをマークするのだろうか...
また,こうした測定値はあくまでも相対的な指標であるとは言え,少なくとも現在のところ我が車に特に不調な箇所はなさそうであるということが判明したことは私にとっては大きな満足となった.

さて,先程から何度も申し上げているとおり,今回は私の車一台だけで他の車と比較することができないため数値自体に関して深く議論することはナンセンスである. しかし,出力特性曲線やトルク特性曲線の形は,Imprezaの特性を深く反映しているように思う. 以下にその二つの曲線を示そう. ちなみに,スーパーオートバックスでもらった元の記録紙に興味のある方は,これ(出力特性)これ(トルク特性)をご覧頂きたい.